2014年7月8日火曜日

VHS

 やっぱりVHSはいいね。いまはヴィデオ・コンヴァーターを介して21.5型の安物液晶ディスプレイで観られるようにしているんだけどさ。画像の質感といい、音の感じといい、高精細度があたりまえな時代だからこそ、ほどよく馴染むのを痛感するんだな。だって落ちつくんだもん。中学生のときから長年親しんできた規格だから当然だけどさ。
  そんなところにYouTubeで『VHSテープを巻き戻せ!』なるドキュメンタリー映画の予告編をみつけて、やけにうれしくなっちゃった。

 

5番めの登場人物の発言どおり、未だVHS版じゃないと観られない作品もあるわけだし、時流に流されて捨て去るにはあまりに惜しい宝物でしょ。5月末に引っ越しをしてから、またちょくちょくひっぱり出しては楽しんでいるところ。データ変換でDVD-R化などせず、昔どおりにテープで観る。こいつがごきげんなのさ。


  まずは、こないだ惣菜屋で買った豆腐チャンプルーの夕飯どきに観た『パラダイスビュー』(1985年)。




















   
戸川純と細野さん目当てで新宿の劇場で観た想い出も込みで、忘れられない1本だね。沖縄土着の濃厚な舞台に、ニュー・ウェイヴの名残りが意外としっくりしっかり漂っているんだな。


  そして、小柳カヲルさんが上梓した待望必読本『クラウトロック大全』にもアルバム"Can That Be True?"(1987年)が紹介されているサーティーンの一員、故ムシャが監督したドイツ製カルト映画『デコーダー』(1986年)。その筋の者ならば、観なきゃ始まらんでしょーが。



   


 ワシントンDC特産ゴーゴーもVHSで21世紀のお茶の間に蘇る。もちろんアイランドの映画部門がしかけた『ソウルビート・ストリート』(1986年)さ。チャック・ブラウン&ザ・ソウル・サーチャーズにトラブル・ファンクのみならず、レッズ&ザ・ボーイズの演奏シーンもあるぜ。



   

 ごぞんじ『RUN DMC タファー・ザン・レザー』(1988年)のザ・ジャンクヤード・バンド登場シーンもお忘れなく。



 

 以上がつい最近観たお気にいりの4本だ……とさんざんVHSをひいきにする一方で、DVD化を待ち焦がれた『警視-K』箱発売の報に小躍りしている今日このごろでもあるのさ。