2018年1月2日火曜日

BABY RECORDS' 2017 FAVES TOP 10 - Films

 2017年お気にいり映画の年間チャートだよ。年末にポストした『2017年に劇場で観た映画』に挙げた全作品から、新作映画だけを候補にぬきだし選んだトップ10。その記事にもあったように、2017年は名画座通いをずいぶんおろそかにしたので、いつもの“旧作再上映/初上映”トップ5は今回おやすみ。とくに印象に残ったものについてだけ、終わりですこしふれるとしよう。
 しかも、おいおい書き足すといっておきながらけっきょくほったらかしだった2016年版にひきつづき、各作品についての感想コメントも添えぬままの見切り発表ときたもんだ……。
 ともあれ、それもこれも加齢による気力体力の衰えのせいとひらきなおり、まちがいなく豊作だった2017年最高の10本を、予告編動画とともにふりかえってみよう。


☆第1位
ベイビー・ドライバー



☆第2位
カフェ・ソサエティ



☆第3位
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。



☆第4位
お嬢さん



☆第5位
ブレードランナー 2049



☆第6位
ウィッチ



☆第7位
ザ・コンサルタント



☆第8位
T2 トレインスポッティング



☆第9位
ノクターナル・アニマルズ



☆第10位
散歩する侵略者



 こんな感じでざっと10本。しかし2017年は、ぐっとくる映画がいつにも増して多かったように思う。惜しくも選からはずれた印象ぶかい作品には、年始から鑑賞した順に……
ネオン・デーモン
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
たかが世界の終わり
キングコング:髑髏島の巨神
ハードコア
スプリット
LOGAN/ローガン
めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー
パターソン
アトミック・ブロンド
女神の見えざる手
ジャスティス・リーグ
などがあり。

 そしてそして、劇場公開ではないけれどネットフリックスのインターネット配信で観たノア・バームバック監督最新作『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』が、2014年版の第5位に選んだ『フランシス・ハ』に迫るほどの傑作だったことをつけ加えずにはいられない。だってプリファブ・スプラウトのあのアルバムのあの曲(←ネタバレにご注意)が、いきなりあんなふうに流れだすなんて!……iMacのディスプレイの前で、思わず心臓がバクバクいってしまったよ。アダム・ホロヴィッツ a.k.a. アドロックのいい味だした好演を除き、まるでぴんとこなかった『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2014年、日本公開は2016年)のがっかりからも、これでいっきに名誉挽回のバームバック監督なのだった。

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)


 さて、2017年は鑑賞数不足につきトップ5選びを見送った旧作の再上映/初上映に目をうつせば、角川シネマ新宿の秋の特集『デビュー50年記念企画 デヴィッド・リンチの映画』は、劇場用長編10本のうち6本をまとめてスクリーン体験できるよい機会だったし、神保町シアターでの『私をバブルに連れてって《バブリー映画特集》』も、年の瀬を彩るじつにごきげんな企画だった。とくに後者はリアルタイムではほとんど眼中になかった、浮かれた時代の特色濃厚な邦画の娯楽作5本をフィルム上映。うち1本の『就職戦線異状なし』(1991年)だけは観逃したものの、屈託がなくさわやかな『快盗ルビイ』(1988年)、『私をスキーに連れてって』(1987年)の2本と、なにもかもがどうかしている『愛と平成の色男』(1989年)、『君は僕をスキになる』(1989年)の2本という、時代の明暗の両面を思うぞんぶん体感できるみごとなセレクションにうなった。劇場ロビー壁面をいっぱいにつかったディスプレイも愉快だったよ(笑)。

私をスキーに連れてって



☆音盤の年間チャートはこちら。
 新録編↓
BABY RECORDS' 2017 FAVES TOP 30 - Part 1
BABY RECORDS' 2017 FAVES TOP 30 - Part 2
 再発&発掘音源編↓
BABY RECORDS' 2017 FAVES TOP 10 - Reissue and Unreleased